金行政書士事務所

在日コリアンの相続手続・戸籍調査・戸籍整理・帰化申請・遺言書作成は、名古屋市中区栄の金行政書士事務所にご相談ください。

事務所写真

office.KIM金行政書士事務所

〒460-0008

名古屋市中区栄2丁目1-12

ダイアパレス伏見412号

TEL: 052-212-8348

FAX: 052-212-8352


2016年9月30日金曜日

韓国居住外国人 近所の行政機関で転居手続き可能に

【ソウル聯合ニュース】韓国に居住する外国人の住所変更手続きが近所の洞事務所(町役場に相当)などの行政機関でも可能になる。

 韓国法務部は28日、外国人の生活と密接な業務を扱う機関を拡大するため、「出入国管理法」と「在外同胞の出入国と法的地位に関する法律」を改正し、30日から施行すると明らかにした。

 今後、洞事務所などで可能になる手続きは▼登録外国人滞在地変更申告▼外国籍同胞国内居所移転申告▼外国人登録事実証明▼国内居所申告事実証明――など。

 現在、外国人が含まれる家族が引越した場合、韓国国民は近くの洞事務所で転入手続きを行えるが、外国人は出入国管理事務所や市、区、郡庁まで行かなければならない。

 同部関係者は「韓国に居住する外国人や同胞の時間的・経済的負担が軽減される」と説明した。

 同部は安定的な改正法施行に向け、洞事務所などと連携し電子政府支援事業として電算サービスを導入した。

法務部と警察庁 全ての外国人指紋情報を共有=韓国

【ソウル聯合ニュース】韓国法務部と警察庁は26日、「外国人身元確認システム」を構築し21日から運用に入ったと明らかにした。韓国では外国人の身元情報を法務部が管理しているが、同システムにより警察が短期滞在(90日未満)を含む全ての外国人の指紋情報を法務部のデータベースで照会できるようになった。

 これまでは警察が外国人容疑者や外国人と推定される指紋の身元を確認するため法務部に公文書を送り、返信をもらう方式だった。そのため相当な時間がかかり、凶悪事件などの捜査が円滑に進まないことがあった。

 両機関は2012年から外国人の指紋情報共同活用策を議論してきた。その結果、14年5月から長期滞在外国人(90日以上)の指紋情報を共有し、21日からは対象が全ての外国人に広がった。今後は、警察が現場で外国人容疑者を調べ、リアルタイムで指紋を照合して身元を確認できる。

 外国人と推定される人物の指紋や変死体の身元などを迅速に確認できるため、外国人関連犯罪の手がかりの確保や未解決事件の捜査に役立つと期待される。
2016年9月22日木曜日

不法滞在者が5年で27%増 国外退去は約1割=韓国

【議政府聯合ニュース】韓国に不法滞在する外国人がこの5年ほどで約27%増加したことが22日、分かった。毎年1割程度の不法滞在者に国外退去の措置が取られている。

 国会法制司法委員会の所属議員によると、法務部は2016年7月時点で韓国に滞在する外国人を203万4878人とし、このうち21万3232人を不法滞在者とみている。

 不法滞在者は2011年の16万7780人から年々増加している。ただ、外国人の滞在者全体に占める割合は11年の12%から徐々に縮小し、16年7月は10.5%だった。

 法務部の関係者は「不法滞在者数は毎年増えているが、外国人滞在者全体の増加幅のほうが大きく、全体に占める不法滞在者の割合は縮小する傾向にある」と説明した。

 同部は各国との関係を考慮し不法滞在者の国別内訳を公開していないが、以前は中国や東南アジアの出身者が大部分を占めたのに対し、最近は中東やアフリカ出身者が増えるなど多様化がみられるようだ。

 一方、ビザ(査証)免除で入国して不法滞在する外国人は、2011年の1万7303人から2015年に1万9658人へと増加、今年7月は2万558人と集計された。

 外国人に対するビザ免除制度を実施している済州島で最近、地元の女性が中国人に刺殺される事件が発生するなど、外国人による犯罪が増えていることから、ビザ免除制度の見直しを求める声が上がっている。

 不法滞在者が司法当局に摘発された場合、本国への退去措置が取られる。国外退去措置が取られる外国人は徐々に増え、昨年は2万1919人だった。毎年、不法滞在者の約1割が国外退去となっている。法務部関係者は「不法滞在者は原則的に全員退去させる方針だ。退去の割合の引き上げに努めている」と話した。
2016年9月13日火曜日

「人口5千万人時代」の韓国 少子高齢化が顕著

【世宗聯合ニュース】韓国統計庁が7日発表した調査結果によると、韓国の人口(外国人含む)は昨年11月1日基準で5107万人と集計された。5年前の2010年(4971万人)に比べ2.7%増加し、「人口5000万人時代」を迎えた。

 だが、地域別、年代別に見ると、首都圏への一極集中や少子高齢化が浮き彫りになる。

 ◇年平均0.5%の人口増加

 2010年以降における韓国の人口の年平均増加率は0.5%だった。1985年(4045万人)に4000万人を突破してから30年で5000万人の大台に乗った。

 昨年11月1日基準の人口は、男性が2561万人で10年に比べ2.7%、女性が2546万人で2.8%、それぞれ増加した。

 首都圏(ソウル市、仁川市、京畿道)の人口は全体の49.5%を占める2527万人で、比率は10年に比べ0.3ポイント上昇した。

 市・道別に見ると、京畿道の人口が全体の24.4%を占め最も多く、4人に1人が京畿道に住んでいる計算になる。次いで、ソウル市(19.4%)、釜山市(6.8%)、慶尚南道(6.5%)の順。

 ◇14歳以下の人口は100万人近く減少

 14歳以下の子どもの人口は昨年11月1日基準で691万人(全体の13.9%)と、10年に比べ97万人減少した。一方、65歳以上の高齢者は657万人(全体の13.2%)で10年に比べ121万人増加した。

 全体的に45歳以上の人口は10年に比べ全ての年齢層で増加したが、45歳以下の人口は20~24歳を除き減少した。

 生産年齢人口(15~64歳)100人に占める高齢者の人口は2010年の15.1人から15年は18.1人に増加した。

 ◇中位数年齢が初めて40代に

 韓国の中位数年齢は41.2歳で10年(38.2歳)より3.0歳上昇し、初めて40代に入った。中位数年齢は全人口を年齢順に並べたときに真ん中にくる人の年齢。

 日本やドイツ(いずれも46.5歳)、英国(43.4歳)よりは低いものの、フランス(41.1歳)や米国(37.8歳)より高い。

 また、韓国の全ての市・道が、高齢者の割合が7%を超えた高齢化社会となった。特に全羅南道(21.1%)は広域自治体で初めて、65歳以上の人が人口の20%以上を占める超高齢社会となった。

 ◇韓国の名字は5582種類

 韓国の名字は5582種類あり、金(キム)、李(イ)、朴(パク)、崔(チェ)、鄭(チョン)、姜(カン)、趙(チョ)、尹(ユン)、張(チャン)、林(イム)の順で人口が多かった。

 この10の名字が全体に占める割合は2000年の64.1%から15年は63.9%に0.2ポイント低下した。最多の金氏は1069万人(21.5%)で、李氏が731万人(14.7%)、朴氏が419万(8.4%)となった。

 ◇シングルマザー・ファザーは3万5000人

 18歳以下の子どもを育てるシングルマザーは2万4000人、シングルファザーは1万1000人と集計された。

 シングルマザーを年齢別に見ると、35~39歳が19.4%と最も多く、シングルファザーは40~44歳が22.6%で最多だった。

 ◇韓国居住外国人は136万人

 韓国に住む外国人は10年の96万人から15年は136万人と41.6%増加し、初めて100万人を突破した。全人口に占める割合は2.7%。10人に6人(62.9%)は首都圏に居住している。

 国籍別では、中国系(韓国系中国人、台湾出身者含む)が半数以上の51.6%(70万人)を占めた。このうち韓国系中国人は50万人だった。

 2000年と比べると、ミャンマーが4000人から1万8000人と322.8%増加した。また、カンボジアが1万1000人から4万1000人と272.2%、ネパールが9000人から2万9000人と203.8%、それぞれ増加した。

「移民型脱北者」が増加 より良い暮らし求め韓国へ

【ソウル聯合ニュース】韓国統一部によると、今年になって韓国入りした北朝鮮脱出住民(脱北者)は増えており、特により良い暮らしを求めてやって来る「移民型の脱北者」が多くなっている。

 今年1~8月に韓国入りした脱北者は894人(暫定集計)で前年同期比15%増加した。2011年末に金正恩(キム・ジョンウン)政権が誕生してから、脱北者の数が明確に増えたのは今年が初めて。

 韓国入りした脱北者は09年に2914人まで増えたが、北朝鮮当局による国境警備の強化や処罰の厳格化などの影響を受け、11年に2706人と減少に転じ、12年が1502人、13年が1514人、14年が1397人、昨年は1276人と減り続けた。

 ◇中流以上のエリート急増 

 最近の脱北者は海外に派遣された中流以上の層が急増しており、金正恩体制に対する不安が大きくなっているとの見方が出ている。

 今年韓国入りした北朝鮮の海外派遣労働者は数十人に達するとされる。北朝鮮内ではエリートに属する外貨の稼ぎ手は対北朝鮮制裁が始まって以降、上納金の負担が大きくなったことで脱北を決意するケースが増えているとようだ。

 4月に中国浙江省寧波市の北朝鮮レストランから脱出し韓国入りした従業員13人に続き、中国陝西省渭南市の北朝鮮レストランから脱出した従業員3人も6月初めに韓国に入国した。

 また在英国北朝鮮大使館のテ・ヨンホ公使が韓国入りした事件は北朝鮮のエリート層に大きな衝撃を与えたとされる。

 韓国政府関係者は最近の脱北者の傾向について、「より良い暮らしの機会を求めて脱北する『移民型』がこれまでに比べて多くなった」と話す。

 脱北者の定着を支援する統一部傘下施設「ハナ院」での教育を終えた脱北者を対象に統一部が実施した調査によると、北朝鮮にいたころの所得について「普通以上」と回答した割合は、2001年以前は19%だったが、14年以降の調査では55.9%に増えた。

 北朝鮮での生活水準が「中・上流」だったする回答者も01年以前は23.5%だったが、14年以降の調査では66.8%に増えた。

 韓国内の脱北者は今年10月末から11月初めにかけて3万人を超えるとみられている。8月末現在、韓国に居住する脱北者は2万9688人。